好きな物を集めいていたら、気づいたら部屋が物だらけになってしまっていた…という人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、収集癖がある人の特徴や傾向、物を集めすぎることによって起きる困りごとや克服の仕方などをまとめました。
収集癖がある人は、物を捨てるのが苦手な傾向があります。これは、過去の思い出や感情を物に結びつけることがあるためです。古いもの・使わない物であったとしても手放せなくなります。また、「いつか使うかも」と考えて不要なものも捨てられない、という傾向もあります。
限定品を手に入れると、「他の人が持っていない特別なものを自分は持っている」ということで満足感や優越感を得られます。限定品は希少性が高いので「どうしても手に入れたい」と感じてしまい、多少無理をして購入してしまうこともあります。
収集癖がある人は、負けず嫌いな性格も影響しているといわれます。他のコレクターよりも優れたコレクションを持っていたいという思いから、さまざまな物を集めてしまいます。希少性が高いレアなアイテムや、高価な物を手に入れるために、出費を惜しまないこともあります。さらに、自分が本当に欲しいと思う物ではなくても、「他のコレクターに負けたくない」という気持ちから手に入れようとするといった状況も考えられます。
物をどんどん集めていくため、コレクションを収納するスペースが圧迫されていきます。収集スペースが足りなくなり、整理整頓もできなくなってしまいます。
物が多いと当然掃除や片付けもしづらい状況になります。そうなると、部屋が汚れてしまっても掃除ができないため、逆にストレスが溜まる空間になってしまうことになります。
物を集める場合には、経済的な負担が発生します。中でも、希少性が高い限定品などを多く集めようとする場合には、より経済的な負担は大きくなります。
収集癖が人間関係に影響を与える場合もあります。例えば物を収集するものの自分では片付けられず家族の生活に影響を与えてしまい、結果的に関係が悪化してしまうおそれもあります。また、コレクションにお金や時間をかけすぎて家族や友人との時間をとれなくなり、徐々に関係が悪化することもあるかもしれません。
まずは、自分の収集傾向を見つめ直してみます。どのような場合に「欲しい」と思うのかといった部分を把握することで、収集癖を克服するための鍵が見つかる可能性もあります。例えば「完璧に集めたい」から手に入れるのか、「人に羨ましがられたい」「人が持っていないものを持っていたい」と思うからのか、といった点を考えてみてください。
さらに、手に入れたものをいつまでも取っておくのはなぜなのか、という点を言語化してみます。例えば購入したものに愛着が湧いて手放せないのか、「いつか使えるかもしれない」という気持ちから「もったいない」という気持ちが働いてしまうためにいつまでも取っておいてしまうのか、といった点を考えてみて、言葉にしてみてください。
「どうして物を集めるのか」「どうして手放せないのか」という点がわかったら、今度は少しずつ「手放す体験」を積んでいきます。収集癖がある場合、一気に物を手放すことは大きなストレスとなる可能性もあります。そのため、ポイントは少しずつ手放していくことです。例えば、一旦保留するための箱を作っておき、手放すかどうか迷ったときにはその箱に入れ、一定期間がすぎたら再度手放すかどうかを決める、といったことを繰り返すうちに、だんだんと手放すことに慣れていきます。
収集癖を克服したいと考える場合には、「片付けのプロ」に相談することも一つの方法です。プロに相談してアドバイスをもらったり、一緒に片付けを行ったりすることで、徐々にスムーズに手放せるようになる可能性もあります。 収集癖がある場合には、これまで集めたものを手放すという決断をするのは難しいものです。しかし、客観的なアドバイスを受けることによって、手放すという選択肢が自分の中に生まれる可能性も考えられます。
プロに相談すると、これまで自分が集めたものの中から「自分が本当に手もとに残しておきたいもの」を見つけられるようになります。これを見つけることによって、その他のものは徐々に手放せるようになり、だんだんと収集を行わなくなっていくことが期待できます。
収集癖がある場合、急に全てを手放すのは非常に辛いことです。そのため、無理をせずに徐々に取り組んでいくことが非常に重要であるといえます。とはいえ、あまりにも物が増えすぎると、「本当に自分が手もとにおいておきたいもの」ですら、しっかりと管理ができなくなってしまいます。自分が好きなものを守るためにも、増えすぎたものは少しずつ手放すようにしてみてもいいかもしれません。
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