調味料は容器に移し替えて収納するのがポイント。空間の無駄なく配置できる上、見た目も良く残量も分かりやすいからです。
ここでは、調味料の種類別での収納術、調味料保管用の容器の選び方などについてご紹介します。
結論からいうと、例外的なものを除き全ての調味料は、袋から取り出して容器に移し替えるようおすすめします。醤油やみりんなどの液体調味料も、容器に移し替えることがおすすめです。
以下では、容器を使った収納のコツについて、調味料の種類別でご紹介します。
塩や砂糖など、普段から頻繁に使用する調味料は、袋のまま使うのではなく容器に移し替えるようおすすめします。袋のままの使用に比べ、格段に使いやすくなるからです。
容器を購入する際には、収納スペースの大きさに合ったサイズの商品を購入しましょう。スペースに無駄を作らないようにするためです。また、残量を視認できるよう、透明または半透明の容器を選びましょう。
小麦粉やパン粉などは、塩や砂糖ほどの使用頻度ではないものの、一般的な家庭なら必需品です。
頻繁に使うものではないので、購入した袋のまま輪ゴム等で留めて保管している方も多いようですが、こちらも容器に移し替えたほうが無難。袋のままよりも使いやすくなり、キッチン周りや収納内に少しずつ粉がこぼれて溜まっていく事態も避けられるからです。
何度も移し替える手間を省くため、購入した袋の中身が全部入る大きさの容器を選びましょう。
乾物や出汁パックについては、ジッパー付きの袋から出し入れしながら使っている方も多いと思われますが、これらも袋から全て出して容器に移し替えるのがおすすめ。使うときの手間が省け、収納の見た目もすっきりするからです。
容器の中にシリカゲル(食品用乾燥剤)を一緒に入れておけば、乾物や出汁パックが湿気から守られます。シリカゲルは百円ショップなどで入手可能です。
他の調味料は容器に移して保管している方でも、醤油やみりん、酒、お酢などの液体調味料だけは、購入した状態のまま保管している方が多いかもしれません。
購入した状態のまま保管しても特に大きな不便はありませんが、より見た目に統一感を持たせてキッチン周りがすっきりさせるためには、容器に移し替えることをおすすめします。
たとえば透明な保存瓶。残量も分かりやすくなり、追加購入するタイミングも逃さないのではないでしょうか。
家庭雑貨のお店やホームセンターなどでよく目にするので、ぜひチェックしてみてください。
調味料用容器を選ぶときのポイントは次の4点です。
調味料を引き出しなどに保管する場合には、引き出しの幅や奥行き、高さを考慮した容器を購入しましょう。限られた空間に無駄を作らないためです。
塩や砂糖などの袋の中身が全部入る大きさの容器を選びましょう。中身の移し替えを1回で終わらせなければ手間がかかる上に、残った中身の保管場所も確保しなければならなくなるからです(目安:砂糖1kgなら1.5~1.6Lの容器)。
調味料の劣化を防ぐため、気密性の高い容器を選びましょう。調味料の特性に応じ、先に説明したシリカゲルを一緒に入れておくことも有効です。
割引セールなどで調味料を1度に大量買いすることが多い家庭なら、容器に入りきらない調味料を保管するためのストック置き場を作っておきましょう。ローリングストック方式で調味料を補充していきます。
例外的なものを除き、基本的に調味料は容器へ移し替えて保管するのがおすすめ。調味料の種類や収納場所の大きさなどに合わせ、適切な容器を探してみてください。
また、容器へ移し替える際には、剥がせるシールなどに賞味期限を書いて貼っておくことも忘れないように。調理の動線も考慮し、ストレスを感じない場所に容器を配置しておきましょう。