「散らかった部屋を見るだけで動悸がする」「片付いていない部屋にいると、イライラしてしまう」という方もいるのではないでしょうか。片付かないことで、なぜこれほどまでに感情が乱れるのか、その心理的背景について解説しています。
リビングやキッチン、廊下などの場所に、物が乱雑に積まれているのを見て、苛立った経験がある方もいるのではないでしょうか。これは、脳が視覚的な刺激を受けてしまっているのが原因です。本来、脳は整った状態の部屋を好み、無秩序な状態を嫌がる性質を持ちます。そのため物であふれた部屋は、脳に多くの刺激を与えストレスにつながります。
感情的になってしまう原因の1つに、自分の居場所を侵されているという防衛本能的なストレスも関係しています。部屋が散らかっているのは、単なる怠慢ではなく、心を守ろうとするメカニズムの可能性があります。
また、部屋に物があふれている状態では、休息するためのスペースを確保できません。特にくつろぎの場であるリビングや寝室に服や小物が乱雑に散らばっていると、脳が感じる刺激が増し心も体もくつろぎにくくなってしまいます。
さらには片付けできていないという罪悪感から、気持ちが落ち込むことも少なくありません。このようにマイナス思考になってしまうと、疲労が解消できずストレスが溜まる原因になります。
そもそも整理整頓の基準は、感覚的なものであり、個人差があります。すぐ片付けるのか、後にするのか、タイミングなどにも価値観の違いがあります。「整理整頓されていないと、イライラしてしまうし落ち着かない」「少し雑多な状態の方が落ち着く」といった違いは、子どもの頃の生活習慣や親子関係などの要因が影響しています。実家ではいつも誰かが整理整頓をしてくれていたため、そもそも片付ける習慣がない方もいるでしょう。
価値観のズレ以外に考えられるのは、片付けの優先順位がそもそも低いという場合があります。ほかに優先したいことがあったり、片付けを家事ではなく余計な作業と捉えていたりする可能性もあるでしょう。
片付けられないのは、怠慢ではなく、ADHD(注意欠如・多動症)などの特性により、物の管理や順序立てが物理的に困難なケースもあります。
ADHDの傾向性がある場合、実行機能が弱いため、物事の優先順位を付けたり段取りを組んだりするのが苦手です。そのような特性から、片付けようとしても、どこから手を付ければよいのか、どう進めていけばよいのか判断できないことも。また、ワーキングメモリーが小さいケースでは、何かをしようと考えていても、すぐに忘れてしまうので片付けがなかなか進みません。
家族にかける言葉など「片付けて!」を「〜してくれると助かる」に変換した声かけも有効です。「片付けて!」「散らかさないで」などと命令口調で伝えてしまうと、相手の心理的抵抗を招き、やる気を低下させてしまうことがあります。ちょっとした工夫ですが「~してくれると助かる」といった声がけを行うことは、相手の主体性を尊重し、こちらの感情を伝えるアプローチになり効果的です。
普通に暮らしていても、持ち物は自然と増えていきます。定期的に不要な物を手放すことをルール化し、量を減らすようにすれば片付ける手間も減らせます。使用する場所や頻度を考えながら、出し入れしやすい収納場所を決めるなど、ルール化するのもよいでしょう。また、新しい物を購入する前に欲しい物リストなどを書き、本当に必要かどうかを検討するなど物を増やさないマイルール作りもおすすめです。
郵便物やちょっとした小物など、共有スペースの一角に置いておくと、いつの間にか余計なものがどんどんたまってしまうものです。そんな共有スペースに私物ボックスを設置することで、物の定位置が決まり、整理整頓された快適な環境づくりにつながります。
住まい全体をいつも綺麗に保つのは、なかなか困難なことです。そのため、ここだけは綺麗にしておくという場所をいくつか決めておくのが望ましいでしょう。物の定位置を決めて、使ったらそこへ戻すように心がけるようにする方法が効果的です。
視界に入る場所の整理整頓を丁寧に行っておくことが、心の余裕となり、結果として散らかりの予防につながっていきます。
片付かないだけで感情的になる理由として、散らかった状態が脳に与える視覚的ノイズの影響や自分の居場所を侵されているという防衛本能的なストレスなどが関係しています。
なるべく部屋を散らかさないために、共有スペースに私物ボックスを設置したり、ここだけは綺麗にする場所を作ったりするなど、無理なく整えましょう。
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