ASDとは自閉スペクトラム症の略で、アスペルガー症候群もこの一種です。先天性の発達障害で、人によって困難な部分は異なりますが、主にコミュニケーションを苦手とする特徴があります。
ASDの人が片付けが苦手な理由や、片付けのポイントを解説します。
ASDの人は、特定の物事などに強い興味や関心を持つという特性があります。それが偏ることで、同じことばかり繰り返したり、決まった手順に固執したりと、物事に対するこだわりが強くでます。
そのため予定が狂ったり、いつもと違うことを極端に嫌ったりして、柔軟に対応することが苦手です。
こだわりが強いため、不要なものや古くなったものを捨てることができません。
自分の興味や関心を第一優先してしまうため、常識的な中で物事の優先順位を正しく決められません。
片付けでも優先順位が決められず、効率的に片付かないため、人からは片付いていないように見えてしまいます。
ASDの人は1つのことへの集中力は素晴らしいのですが、1度に複数のことを考えるのは苦手です。
片付けは複数のことを同時にこなす必要があり、ASDの人は苦手と感じてしまいます。
物を捨てられないASDの人は、物を増やさないようにすることが片付けのポイントとなります。物を買う際には、買う前に「本当に必要なのか」「買ったらどこに置くか」を決めるようにしましょう。
こだわりが強いために不要なものでも捨てられないのがASDの人です。そのため「1年間使わなかったら不要なもの」というルールを決めてみましょう。
収納箱などを利用して「使わないもの」ボックスを作り、まずは捨てるのではなく「使わないもの」の箱に入れ、1年経ったら捨てるといった決まりがあれば、捨てる習慣が身につきます。
ASDの人にとって、マルチタスクは難しいことです。しかし物を置く場所が決まっていれば、その場所に戻せばよいため、何も考える必要がありません。
物を探す手間や時間も減り、部屋も自然と片付くでしょう。
片付けに対する苦手意識があるため、無理なくできる短い時間を片付けの時間に設定しましょう。
1日に5分だけと決めて片付ければ、ストレスなく集中して片付けをすることができるようになります。タイマーなどを利用すると習慣化しやすいです。
漠然と部屋を片付けようとすると、どこから、何から手を付けて良いのかわからなくなります。そのため「今日はデスクの上だけ」というように、片付ける範囲を決めましょう。
迷いがなくなるため集中でき、達成感も得られます。
子どもと相談して、何を目標とするのか、できたら何をごほうびにもらえるのかを決めましょう。
あまりに高い目標だと達成できずにモチベーションが続かないため、まずはできそうなことから目標にしてみることが大切です。
達成でき、習慣化できたら、次の目標設定に進んでいきます。
子どもががんばったこと、ごほうびをもらった分などを見える化しましょう。例えばリビングや子ども部屋にグラフを貼り、できた日にはシールを貼っていくなど。
片付けをがんばった分だけシールが増えていくと、やる気にも繋がり、習慣になっていきます。
ダメ出しばかりされると、大人でも嫌な気持ちになります。子どもが少しでも行動でき、昨日より良いことがあれば必ずほめてあげましょう。
どんな些細なことでも、ほめられたことで苦手意識が薄くなっていきます。
片付けは楽しいこと、ほめられることと思えるよう、声かけを工夫することが大切です。
こだわりが強く、物を捨てられない特性から、物が多くて片付いていないように見えてしまうのがASDの人。特性を理解し、ASDの人が片付けられるようになるポイントを押さえることで、片付けの習慣が身についていきます。
根気よく、少しずつ、片付けができるようサポートしていきましょう。
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