家族が集まるダイニング。団らんの楽しいひとときを過ごす場所ですが、油断するとすぐに散らかりますよね? そんな散らかりやすいダイニングですが、片付けのポイントを知ることで、整理整頓しやすくなります。ここでは、ダイニングの片付けのポイントを紹介します。
ダイニングは主に食事をとる場所を指し、「食堂」や「食事部屋」の意味を持ちます。ダイニングと混同されがちなのがリビングです。リビングは家族が団らんする「居間」や「茶の間」を意味します。
本来、ダイニングはキッチンやリビングから独立した部屋を指しますが、日本では「ダイニングキッチン」や「リビングダイニング」のように、他の空間と一体化していることが多いです。
リビングが主にくつろぎや団らんの場であるのに対し、ダイニングは食事に特化した空間という点が主な違いです。
ダイニングが散らかる大きな理由は、共有スペースであることです。たとえば、食後に読んだ新聞や雑誌、メモを書くために使ったペンなどが、置いたままになってしまいます。一人ひとりが持ち寄って、片付けることが面倒になってそのままになったモノが散らかってしまうのです。また、共有スペースであるためどこに何を収納すればいいのか分からず、整理整頓しづらいということもあります。ダイニングに持ち込まれるモノは、こまごまとしたものが多く、整理整頓できていないとより雑多な印象になりやすいです。
片付けのポイントは、使ったらすぐに片づけることです。パソコンや本・ゲームなども置きっぱなしになりやすいですが、置きっぱなしにせずすぐ片付けるルールを作りましょう。しかし、ルールを作って片付けられるようになるのなら苦労しません。片付けできない原因は、モノの置き場が決まっていないからです。片付けるときに迷いが生じるため、片付けが面倒になってしまいます。モノの収納場所を決めましょう。
収納場所が遠いと面倒になって片付けなくなってしまいます。ダイニングでよく使うものは、ダイニングに収納場所を作ることがポイントです。まずは、ダイニングで散らかりやすいモノをリストアップしてみましょう。それぞれの居場所をダイニングに作ってあげれば、ダイニングの整理整頓がしやすくなります。
ダイニングには予定外のものが持ち込まれることも少なくありません。それらのモノは、収納場所がダイニングにはないため、そのままでは散らかってしまいます。普段はダイニングで使うわけではないモノのために、一時置きのスペースを作っておくと、散らかった印象になりません。カゴやワゴンを活用すると生活感も隠せます。一時置きの場所に置いたものは、定期的に本来の場所に戻しましょう。
シェルフは、出し入れしやすい収納としてダイニングで活用できます。シェルフをテーブルの脇に配置すれば、食器や文房具、お菓子などを整理しやすいです。上段には雑誌やカゴを置き、下段には食器を収納するなど、スペースを分けて使えます。
小型のキャスター付き収納ボックスは、軽く押すだけで簡単に移動できるのがメリットです。ダイニングの用途に応じて、移動させて使います。食事の準備や片付けにも使いやすいです。多目的に利用でき、置き場所も変えられるため、スペースを有効活用できます。
カトラリーやスパイス、ソースなどを小型バスケットに収納することで、必要な時に簡単に取り出せます。また、食事後はバスケットごとシェルフに戻せば片付けも簡単。テーブルをすっきりと保てます。
使用しない時にスペースを有効活用するための効果的な方法が折りたたみチェアの収納です。壁に掛けて収納することで、床面を広く保てます。また、必要な時には簡単に取り出せるため、利便性も高いです。さらに、折りたたみ式なので、収納時にはコンパクトになり、他の家具ともバランスが取れます。
見せる収納は、収納物をオープンにして視覚的に楽しむ方法です。ダイニングでは、お気に入りの食器や装飾品をシェルフに並べることで、インテリアとしても機能します。扉のない収納は取り出しやすく、全体を一目で把握できるため、日常使いにも便利です。また、見せる収納は部屋の雰囲気を明るくし、個性を表現する手段としても役立ちます。
ダイニングは食事をすることが主な用途ではあるものの、食事に使用するもの以外にもこまごまとしたモノが集まりやすい場所です。置きっぱなしにしてしまうと、いつのまにか雑多な印象になってしまいます。ダイニングで使うことが多いモノは、置き場所を用意して、使うたびに片付けるようにしましょう。片付けやすい環境を整えることが、ダイニングの整理整頓のポイントです。