片付けの大きな壁となってくるのが「もったいなくて捨てられない」という気持ちです。そこでこちらの記事では、もったいないと感じる場合の心理や、そのような気持ちをどう克服していくかについて考えてみましょう。
片付けたいと思っても、物がまだ使える状態であれば「使えるものを捨てるなんてもったいない」と捨てるのを躊躇ってしまう人も多いのではないでしょうか。日用品や家具なども「いつか使うかも」と感じやすい傾向がありますが、一度そう感じてしまうとなかなか手放す決意をするのは難しいものです。物を大切にするのは良いことではありますが、物が増え続けてしまうので注意しなければなりません。
購入した時の値段がネックになってしまい、物を捨てられないケースもあります。高価だったものを捨てる場合、「損をしてしまう」「高かったからもったいない」といった気持ちになり、使っていないものでも捨てるのを先送りしてしまうこともあります。高価だったものには執着しやすいため、どのようにこの気持ちを乗り越えていくかが重要なポイントともいえます。
ものに思い出が詰まっていると感じるのも、処分がしにくくなる原因のひとつです。特に、誰かからプレゼントされたものや、特別な場面で使ったアイテムなどは、いつまでも手もとに残しておきたいという気持ちになりがちです。このように、物に対して「思い出の価値」がつくことも、物を捨てられない原因のひとつとなります。
部屋の中に物が乱雑に積まれている場合、ストレスにつながってしまうことがあります。物がたくさんある空間は、脳に刺激を与えてしまい、ストレスにつながるといわれています。また、散らかった部屋で過ごしているとなかなかリラックスするのも難しくなるため、ストレスが解消できないことでよりイライラすることも増えます。
物が多いと、その分管理するのも難しくなってしまいます。物が増えていくにつれて管理しきれなくなるため、物を無くしてしまうことにもつながります。中にはハンコや家の鍵、大切な書類などの所在がわからなくなってしまう場面もあるかもしれません。そうなると、1日のうち探し物に当てなければならない時間も増えてしまいます。
床に物がたくさん置いてあると、単純に家の中で動き回りにくくなります。場合によってはつまづいて転倒しやすくなるので、安全面から考えても整理整頓されている方が良いといえます。
また、物が多いと掃除が行き届かなくなるため不衛生な環境になってしまうこともなります。ホコリやカビなどが発生しやすくなり、アレルギーなどにつながってしまう可能性も考えられます。
どうしても捨てられない、と感じるものの場合は、他の人に譲るなど捨てなくて済む方法もあります。「捨てる」ことに罪悪感を感じるのであれば、リサイクルや譲渡、寄付、フリーマーケットなどの利用を検討してみてください。
リサイクルショップに持ち込むことで、中にはお金に代わる可能性もあります。使わないものを家の中に残しておくよりも、誰かに有効に使ってもらう、という点を考えてみることもおすすめです。
「手放す=悪」と感じてしまう場合には、その気持ちを少しずつ和らげていくことがおすすめです。例えば、すぐに捨てようとするのではなく、「保留」の箱を用意して、一定の期間保管する方法があります。無理やり決断して捨ててしまうと、後悔する可能性もあるため、いったん保留の箱を用意し、「◯ヶ月後にまた考えて、その時点で捨てると決められないなら捨てない」といった形でルールを決め、徐々に手放していくのです。
片付け業者のようなプロの手を借りる方法もあります。片付け業者の良いところは「捨てる」を強制しないため、無理せず自分のペースで片付けられます。どうしても自分で片付けられないのであれば、片付け業者に一度相談をしてみることがおすすめです。
業者に片付けを依頼する際には、相談や見積もりからはじめます。現在は、見積もりを無料で行っているところがほとんどです。まず見積もりや相談だけをした上で、どこの業者に依頼するか検討を行うこともできます。また、「知らないうちに作業を追加されてしまい高額になってしまうのでは」と不安な人もいるかもしれません。依頼する側が作業の追加や変更を行わない限りは見積より高くなることはありませんが、念の為確認しながら相談をしていくことがおすすめです。
こちらの記事では、物が捨てられない心理について考えてみました。物を「もったいない」と感じる気持ちは不自然ではありません。しかし、一歩踏み出して少しずつ片付けを行っていくことで、より楽で快適な暮らしに近づけます。
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「部屋を片付けられない」と頭を抱えている方は、一度プロの片付け業者に相談してみてはいかがでしょうか?
片付け業者は数多く存在し、費用もサービスも異なります。各社の特徴や口コミをチェックし、自分に合った業者を選びましょう。