競売物件を落札したものの、物件の中から生活雑貨や大型家電などの残置物が出てきて困っているというのは、競売物件を購入したことがある人ならば一度は経験したことがあるのではないでしょうか。そのような時は専門業者に任せるのがおすすめ。
そこで今回は、なぜ片付け業者に任せた方が良いのかを紹介していきます。
競売物件を購入し、実際に物件を見にいったところ、中には家財道具や生活雑貨などの残置物がいっぱいというのは、よくあるケースです。
自分で処分することができれば良いのですが、中には困難な場合も。
そんな時は、ゴミ屋敷のゴミ撤去など、片付けを専門に行っている業者に相談するのがおすすめです。中には、ゴミを撤去するだけでなく、入居前のように台所やトイレなどを含めてハウスクリーニングしてくれる業者もあります。
競売物件における残置物について見ていきましょう。
競売物件を購入する時の注意点として、建物の内見ができないことが挙げられます。
私たちが普段、購入や賃貸する住宅などは一般流通物件と呼ばれ、建物の内見ができるようになっています。しかし、競売物件の場合は、裁判所の職員が作成する現況報告書に記載されている建物間取り図と写真だけが頼り。実際に建物内を見ることはできない決まりになっています。
そのため、購入した競売物件の中を見てみると、気づかなかった残置物があるというケースが発生するのです。
競売物件を購入した際、残置物を勝手に処分するのは不法行為となるので注意が必要です。
あなたが競売で落札したのは不動産部分で、その中にある動産部分については、前の所有者のものという考え方になります。仮に処分してもよい残置物だったとしても、その処分代金は、競売物件の落札者が負担しなければなりません。
ですので、競売物件の落札金額が安い場合でも、このようなリスクがあるということを十分、把握したうえで購入するかどうかを判断することが必要です。
片付け業者の費用の計算方法には、大きく分けて2種類あります。
1つは、車両費や作業代に加えて、処分するゴミの重さや大きさを測り、それに単価をかけて計算する方法。もう1つは、軽トラックや2トントラック1台につき数万円といった感じで作業代などを含んだパック料金になっているケースです。
前者の場合は、作業代が3,000円~6,000円、車両費が3,000前後、ゴミの処分代は、重さの場合が1キロあたり数百円、大きさの場合は1立方メートルあたり数千円などが一般的。
業者によってかなり幅があるので、電話などで問い合わせるのがおすすめです。
後者のパック料金の場合は、軽トラック1台なら3~4万円。2トントラックならば、5~8万円ぐらいが目安。
こちらも業者によって大きく変わってくるので、事前にしっかりとチェックしましょう。
ここでは実際に片付け業者に残置物の片付けを依頼した人の口コミを紹介します。
是非参考にしてみてください。
先日、初めて競売物件を購入しました。リフォームをして転売しようと考えていたので、早速、購入した物件の様子を見に行ったのですが、中は残置物で溢れかえっていました。
友人に相談すると、残置物の撤去を行っている専門の清掃業者がいるということなので、連絡をすることに。かなり大きな荷物などもあったのですが、全て撤去してくれて感謝しています。
購入した競売物件を見に行きました。すると中には、大量のゴミが。話を聞いてみると、妻を亡くした独居老人が住んでいて、掃除をほとんどしていなかったとのことでした。大きな一軒家だったので、とても自分たちで処分できる量ではないと判断し、清掃業者へ依頼。専門の清掃業者の方でも丸2日かかるほどでした。
競売で落札した物件の中から以前住んでいた人のものと思われる荷物が沢山出てきました。
中にはゴミとも思えるようなものも多く、自分では手に負えないので、専門業者に連絡。電話をすると受付のスタッフさんが少し不機嫌そうな対応でしたが、料金がリーズナブルだったのでお願いすることにしました。
ゴミの撤去にあわせて清掃もしてくれるはずだったのですが、いたるところに目立つような汚れが残ったまま。最初の電話の時点で断っておけばよかったと後悔しています。
競売物件の中にある残置物の取り扱いには注意が必要なケースがあります。
勝手に処分してしまうと後からトラブルに巻き込まれてしまうことも。残置物を発見したら、まずは専門の業者に相談してみるのがおすすめです。