いつもにこやかで清潔感のある看護師は、日ごろから患者の世話をしているため身の回りの整理整頓も上手いイメージがあります。しかし、数ある職業の中で汚部屋になりやすいといわれている職業の一つが、なんと看護師なのです。
その理由をチェックしていきましょう。
看護師の仕事は、体力的にも精神的にも非常にストレスが溜まりやすいです。実際にある調査では、看護師の約7割が「ストレスを感じている」と回答しています。
ストレスを感じる理由としては、「仕事の責任が大きい」「人間関係が難しい」「いつでも笑顔を求められる」などがあります。命を扱う仕事なので、仕事に対して失敗してはいけないと、神経質になってしまうぶん、その緊張感が仕事の人間関係にも影響を及ぼしている。と考えている人も多いようです。
看護師は毎日不規則な勤務体制で、入院病棟がある大きな病院などは拘束時間が長いことでも有名です。夜勤の際にはゴミ出しもできずどんどんゴミが溜まっていき、結果的に汚部屋になってしまうケースも少なくありません。
また、就業時間以外にも勉強会への参加などで、掃除をする時間が確保できない人もいるでしょう。
このように昼夜逆転生活を繰り返すことで生活リズムが乱れ、汚部屋が出来上がるケースもあります。
看護師の1日は患者のバイタルサインチェックから始まり、その後に食事・入浴・排泄の補助やベッドメイキングなど、身の回りの世話に勤しんでいます。それだけでなく巡回や手術の準備、担当患者のカルテの作成や夜間のナースコール対応などの業務もこなすため、帰宅後に自分のことまで手が回らなくなります。
実際に仕事で患者の世話をするのは得意でも、自分の身の回りの整理整頓が苦手な看護師もいるようです。「自分のことは後でいいや」という気持ちになりやすいのかもしれません。
部屋を汚いまま放置しておくと、セルフネグレクト(自己放任)に陥る危険性があります。
セルフネグレクトとは、自分自身に無関心になる状態を指し、社会との繋がりを疎かにする傾向が強くなります。その結果日常生活への関心が薄くなり、人間関係を拒絶する刹那的な生き方を好むようになるのです。
また、掃除をしなくなるだけでなく、食事を摂らない、お風呂に入らないなど日常生活全般に対して関心が無くなります。体調を崩しても適切なケアをしなくなるため、最悪の場合には孤独死や自死してしまうケースが多いです。
さらに物が溢れた状態は、うつ病をも引き起こします。本来自宅は心が休まる場所ですが、部屋が散らかっているとたくさんの物が視界に入り、脳のエネルギーを消費してしまうのです。
仕事から帰ってきてもリフレッシュする場所がないと、精神はどんどん疲弊していき、うつ症状を引き起こしやすくなる。そんな危険が潜んでいることを知っておきましょう。
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